- 2017/06/28
(AbemaTV/AbemaPrimeより引用)
大崎裕史氏によると
ラーメン店の原価率は
平均的には30%くらい。
販売価格が1000円だとすると、
原材料費が300円という計算。
「材料を加えれば、一般的には美味しくなる」
と言う。
閉店してしまったが
『ラーメン無双』
元店主の西村政司さんによると
メンマ:8円(原価率8%)
海苔4枚:13円(13%)
玉子:18円(18%)
チャーシュー:20円(20%)
もやし100g:9円(9%)
ネギ50g:20円(20%)
コーン50g:20円(20%)
という内訳だったと。
「トッピングで注文されて嬉しかったのは、もやし。
安い野菜でカサ増しができるのも嬉しかった」
・麺の原価:1玉45円
・豚骨ラーメン用の特注麺:52円
・透き通った清湯スープ:約70円
(しょうゆ・塩・味噌などのタレを
入れる前の段階のもの)
・豚骨スープ:210円~220円
原価の高い豚骨スープにこだわったことが
閉店に追い込まれてしまった原因の一つと話す。
「原価率が大体40%以上になったので
利率はどんどん下がっていく。
集客数がどんどん上がっていけば
利益としてなったんですけど、
集客率も変わらない状態でその原価でというと
持続していくのが難しなっていった」
(西村さん)
大崎さんはこう話す。
「昔はタクシー初乗り料金と
同じくらいと言われていたラーメン。
1000円を超えると高いなという感覚があると思う。
ただ、安くすればお客さんが来るかというとそうではない。
儲かるお店がどれだけお客さんのことを考えているか。
接客やサービスも大事」
『10年続く店は10%、20年続く店は3%』
ラーメン界は本当に厳しい。
大崎さんの分析では
たとえばオーダーミスがあった場合でも
わざわざイチから作り直して提供するなど
「一番美味しい状態でお客様に提供しようと努力するお店」
は繁盛するという。
逆に利益を第一に考えて経営するお店は
潰れてしまうことが多いとした。
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西村さん、
おいしいラーメンなら1000円を超えてもいいんです!
潰れたらおいしいラーメンが食べられなくなる。
この世からイイ料理が消えてしまう。
そうなれば逆にお客さんが悲しむ。
閉店するくらいなら値上げしてもいい!
「俺のラーメンを理解できない奴は来るな!」
というスタンスで営業してほしかった。